みなさんこんにちは。
プリーズ浦和の吉田です。今回はストレスに疲れた脳に効くストレッチをお伝えしよう…と思ったのですが、その前にストレスと脳の働きについてお話します。

野生の動物は敵に遭遇すると、身体が素早い反応を出来るように血圧が急上昇し、血液中のブドウ糖も急増してエネルギーが溜まり、戦闘に入れる状態をつくります。
戦いが終り安心すると、血圧は下降し、急増したエネルギーは運動によって消費されて、筋肉の緊張もゆるみます。ストレスの原因が敵にある動物の場合はこうしてストレス状態から解放されますが、人間は、ストレスの原因が社会構造や人間関係といった複雑な要因にある為、戦ったり逃げたりすることが中々できません。

そんなストレス状態が続くと、脳や身体が疲れてイライラした状態になります。

人間の身体は、外部の環境が変わっても身体の内部環境を一定に保って生命を維持しようとする機能があります。

１．交感神経と副交感神経のバランスを変える
２．ホルモンの分泌を促す
３．筋肉を緊張させたりゆるめたりする
４．免疫系でウィルスや細菌を叩く

これら4つの内部環境を変化させることによって外部環境の変化に対応していますが、過度なストレス刺激によって機能が低下すると

内部環境のバランスが崩れてしまいます。

イラっとする感情は、脳が「このままではいけない」と教えてくれているサイン、警告ですから、そのサインを感じたら原因を解消すればいいわけです。

健全な状態では、イライラのサインを受け取ると身体の機能がストレス刺激の要因となっている外部環境に適応しようとします。

しかし、このサインを放置すると警告が鳴りっぱなしの状態になり、脳が疲れて内部環境のバランスは崩れていくのです。