つらい歯の痛み…原因は歯では無いかもしれません!

皆さんは歯の痛みの原因の中で、非歯原性歯痛という歯が痛みの原因でない分類がある事をご存知でしょうか?

非歯原性歯痛には
1. 筋・筋膜性のもの
2. 頭痛が原因のもの
3. 精神疾患が原因のもの
4. 副鼻腔炎が原因のもの
5. 心臓性のもの
6. 神経性のもの

など様々です。
1の筋・筋膜性のものでは、上下の奥歯にズーンと鈍い痛みを感じる事が多く、食いしばりや、普段の噛み合せにより咀嚼筋群が硬くなる事で、筋肉に小さな傷が出来て、コリ(筋硬結)が生じ、痛みを感じる事が多いです。特に咬筋、側頭筋が硬くなります。

2の頭痛が原因のものは群発頭痛や偏頭痛の症状の1つとして、強い歯の痛みを感じる事があります。痛みは歯髄炎(歯の神経の炎症)と似ている為、鑑別が難しいと言われています。

3の精神疾患が原因のものは統合失調症やうつ病の症状の1つとして歯の痛みが出る場合があります…

4の副鼻腔炎が原因のものでは、副鼻腔の一つである上顎洞(上の歯のすぐ上方にある骨内の空洞)が発熱などにより炎症が起こり、上の奥歯に痛みとして感じられる事があります。

5の心臓性のものは、心筋梗塞や狭心症などの疾患が原因となり左側に歯の痛みを感じる場合があります。痛みは運動時に発生する事が多く、これらの心疾患は早急な対応が必要になる為、病院への早期の受診が重要となります。

6の神経性のものは、50歳以上の方に多く、ツーンとする瞬間的な痛みが下顎の奥歯辺りや上あごの犬歯に出るものの他に、帯状疱疹ウイルス感染により神経の走行に一致したところにピリピリとした痛みや水疱形成、知覚鈍麻が生じ、ウイルスの進行に伴い、痛みが発生します。

帯状疱疹ウイルスは水疱瘡のウイルスでもある為、1度でも水疱瘡になった事がある方は神経性の歯痛になる可能性が高くなる為、より注意が必要です。

上記のように、歯の痛みの原因は歯以外にも沢山あります!
歯の治療をしているのに、なかなか改善しない。原因が分からない…という場合、歯や神経を抜いて元に戻せない状態にしてしまう前に、歯以外に原因はないのか?と考え、慎重に原因をつきとめていく事が大切です。

PRIES汐留では
【MPF手技療法】を用いて、側頭筋や咬筋、また頭痛と関連性が高い肩甲挙筋や頭板状筋などに対してアプローチします。

また、筋肉にコリが生じる原因の一つとして骨盤の歪みが挙げられます。筋肉は骨にくっついている為、骨格が歪んで捻れると、筋肉も捻れて硬くなる為、一緒に【姿勢矯正】も行い骨格の歪みを改善していきます。

1は筋肉に原因がある為、側頭筋や咬筋などの咀嚼筋群にある筋硬結に対して施術を行い、改善を目指します!

また、2、3においても首、肩コリから発生する頭痛や、背中の筋肉が硬く縮んだ状態になり神経を圧迫して神経伝達のコントロールが乱れ、自律神経失調症やうつ的症状を悪化させる場合がある為、頭半棘筋や肩甲挙筋また、多裂筋など首、肩、背中の筋肉に対してアプローチする事で歯の痛みの緩和が期待できます。

なかなか改善しない歯の痛みでお困りの方は、気軽にご相談ください。

【浜松町駅・大門駅徒歩1分、汐留・竹芝徒歩5分】

TEL: 0120-5-49760 東京都港区海岸1-2-3 汐留芝離宮ビルディング1F

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